東北大震災から6年目を迎えた本日、都立大塚病院・豊島区医師会・豊島区合同による「災害医療図上訓練」が行なわれました。
内容は東京湾北部で震度6強の地震が起きたという設定で、震災直後に災害対策本部、災害拠点病院、緊急救護所、地域連携病院、医療対策本部がそれぞれどのように連絡を取り合いながら負傷者に対応していくかというシミュレーションを、会議室で上記のグループごとに分かれてホワイトボードに記録しながら進めていくというものです。
課題として、
・被害状況の把握と、情報共有
・負傷者のトリアージ後の搬送
・医薬品、飲料水の確保の方法
などが与えられました。
拠点病院の医師の話しでは、負傷者の受け入れについて、重傷者何名、軽傷者何名とざっくりとしたやりとりだったが、実際ではどの程度の重傷なのか、具体的なことがわからないと受け入れが困難であるとのことでした。
今回は医師と区の職員を中心に行われましたが、状況把握とやるべきことの指示を的確にくだしていくことの難しさを感じました。実際の現場で各機関同士の連絡がうまくとれるのかも課題の一つだと思います。